COMPUTEX TAIPEI 2012の開催前日となる6月4日、台湾メーカーのAcerがプレスカンファレンスを開催し、最新のWindows 8対応PCを一挙発表した。発表されたのはタブレットが2機種、タッチ対応Ultrabookが2機種、タッチ対応オールインワンPCが2機種の合計6機種(写真1)。価格や発売時期などは追って発表するとのことだが、いずれもWindows 8とタッチ操作に対応する点が特徴だ。
クレードルとの接続が特徴的なタブレット2機種
11.6インチのタブレット「ICONIA W700」は、回転機能付きのクレードルが特徴(写真2)。横置きと縦置きの両方で使用できる(写真3)。画面解像度はフルHD。タブレット側にはmicroHDMIとThunderboltポートを搭載し、タブレットとクレードルの接続にはUSB 3.0を用いる。さらに、クレードル側にもUSB 3.0を3ポート備える。
もうひとつのタブレットは10.1インチの「ICONIA W510」(写真4)。こちらはドッキング可能なキーボードとセットになっている。特徴として、(1)タブレット単体での使用、(2)キーボードにドッキングしてノートPCとして使用、(3)キーボードを逆方向にひっくり返してスタンドとして使用(写真5)、という3つのモードに対応する。バッテリー稼働時間は最大18時間と長い。タブレットにmicroUSB、microHDMI、microSD、SIMカードスロットを備えるほか、キーボード側には電源ポートと標準サイズのUSBポートを搭載する。
タッチ対応、フルHDのUltrabook2機種
Ultrabookとしては、Aspire S7シリーズとして11.6インチモデルおよび13.3インチモデルを発表した。今回のプレスカンファレンスでは詳細なスペックについては伏せられていたが、Intelの第3世代Coreプロセッサーを搭載すると見られる。いずれもディスプレイがタッチ対応となっており、180度に開く点が特徴。
11.6インチモデルは側面にUSB3.0ポート、Thunderboltポート、背面にmicroHDMIポートを備える(写真6、写真7)。バッテリー駆動時間は9時間。
13.3インチモデルはUSB 3.0×2ポート、SDカードスロット、Thunderboltポート、microHDMIポートを搭載する(写真8、写真9)。バッテリー駆動時間は12時間。
タッチ対応のオールインワンPC2機種
ディスプレイとPCが一体となったオールインワンPCとして、27インチの「Aspire 7600U」と、23インチの「Aspire 5600U」の2機種を発表した。
27インチモデルのAspire 7600Uは本体を縦方向に回転させることができるほかに、水平にもできる柔軟なスタンドが特徴(写真10)。ディスプレイ部は35mmと非常に薄く、64点の同時入力マルチタッチに対応する。23インチモデルのAspire 5600Uは角度調節のみの標準的なスタンドとなっている(写真11)。