COMPUTEX TAIPEI 2012の開幕を前にした2012年6月4日、主催者のTAITRA(Taiwan External Trade Development Council)とTCA(Taipei Computer Association)がプレス向け会議を開催した。
TAITRAのExecutive Vice Presidentを務めるWalter Yeh氏は、今回の開催概要を報告(写真1)。今回の出展者数は1800で、5300小間を使った展示が行われる。来場者については、海外からの3万6000人を含む12万人の参加者を見込むという。
今回のCOMPUTEXのテーマは、「Ultrabook」「スマートな携帯端末」「クラウド技術とサービス」の三つ。Ultrabookでは、インテルのIvy BridgeやAMDのTrinityベースのプロセッサを搭載した製品を、エイサー、ASUS、サムスン電子などが出展する。
携帯端末向けはプロセッサの競争が激しく、AMDやインテル、NVIDIA、クアルコムがマルチコアのプロセッサを提供する。HTCやASUS、エイサーなどがこれら最新プロセッサを搭載したタブレットを披露する。この分野では、Windows 8も注目である。エイサーやASUSなどが年末までに製品化することが見込まれており、展示会場ではその試作版が見られそうだ。
クラウドでは、フォックスコンやデルタ、クアンタ、ギガバイト、MITAC、インベンテックといった台湾企業が、サーバーやコンテナ型のデータセンターを手掛けている。ハードウエアメーカーの中には、エイサーやASUSのようにクラウドサービスを提供し始めている企業もある。
このほかプレス向け会議では、製品デザインのコンテスト「d&i award」の結果発表と複数の新製品の紹介が行われた(写真2、写真3、写真4)。