総務省関東総合通信局は、湘南ベルマーレから申請のあったエリア放送を行う地上一般放送局に予備免許を2012年5月30日に付与した。

 エリア放送は、地上デジタルテレビジョン放送に割り当てられたUHF帯のホワイトスペースを活用したエリア限定の地上一般放送である。エリアワンセグが可能な周波数帯幅(468kHz)で、チャンネルは647.142857MHz (42ch)、空中線電力は0.76mW。無線設備の設置場所は神奈川県平塚市。

 湘南ベルマーレは、総務省のホワイトスペース特区先行モデルに選定され実験用の免許を取得し、「ベルセグ」の名称でサービスを展開してきた。ホワイトスペース特区に選定されたプロジェクトの中でも、最も積極的な取り組みを行ってきた事例の一つである。今年度については、「ホワイトスペース特区としての実験期間を終了し、免許制度施行後に、正式サービスとして再開できるように準備を進めていく予定」としていた(湘南ベルマーレのお知らせ)。

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