写真●Atomプロセッサを搭載したスマートフォン「Lenovo LePhone K800」
写真●Atomプロセッサを搭載したスマートフォン「Lenovo LePhone K800」
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 中国Lenovo Group(聯想集団)は現地時間2012年5月30日、米Intelの「Atom」プロセッサを搭載したスマートフォン「Lenovo LePhone K800」(写真)の一般向け発売を発表した。希望小売価格3299人民元で中国向けに投入する。

 Lenovoとして初めてのIntelベースのスマートフォンとなるLePhone K800は、技術に詳しいユーザーやビジネスリーダーを主なターゲットにする。動作周波数1.6GHzの「Atom Z2460」を搭載し、OSには米Googleの「Android 2.3.7」を採用した。ストレージ容量は16Gバイトで、RAM容量は1Gバイト。HSPA+通信方式に対応する。

 4.5インチのISP液晶タッチディスプレイにより幅広い視野角を実現し、1080p(フルHD)画質をサポートする。フルHDビデオの録画が可能な800万画素のメインカメラと130万画素のフロントカメラを備える。

 また、独自の無線ディスプレイ技術により、LePhone K800のビデオや写真をテレビなどの大型スクリーンにストリーム配信できる。

 Atom Z2460搭載スマートフォンとしては、インドLava International製の「XOLO X900」が4月にインドで発売されている(関連記事:初のIntel Atom搭載スマートフォン「XOLO X900」、インドで発売へ)。米メディアの報道(CNET News.com)によると、仏France Telecom傘下のOrange、米Google傘下のMotorola、中国ZTE(中興通訊)が数週間あるいは数カ月のうちにIntelベースのスマートフォンをリリースする予定。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]