テレビ東京ホールディングスは2012年5月30日、同社および連結子会社のテレビ東京が同日開催の取締役会において、エフエムインターウェーブ(InterFM)の株式をキノシタ・マネージメントに譲渡することを決議したと発表した。

 テレビ東京は、自社が保有するInterFM株(35万株、所有割合は100%)のうち31万5000株をキノシタ・マネージメントに譲渡する。株式譲渡約定日は2012年6月20日を予定する。株式譲渡後のInterFM株の所有割合は、テレビ東京が10%、キノシタ・マネージメントが90%となる。

 テレビ東京ホールディングスは株式譲渡の理由について、「2014年にテレビ東京開局50周年を迎えるに当たり、当社グループのさらなる成長を目指して、提供コンテンツを映像に特化することとした」と説明する。譲渡先であるキノシタ・マネージメントを含む木下グループについては、「これまで広告主としてテレビやラジオの番組開発を推進してきたが、音楽事業分野のさらなる拡大を目指し、InterFMへの経営参加を決めた」としている。

 今回の株式譲渡が収益に与える影響についてテレビ東京ホールディングスは、「本譲渡に伴い、2013年3月期の連結損益において3億円程度の株式売却益を計上する予定」などとしている。

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