写真●左から「Dell Precision T7600」「同T5600」「同T3600」「同T1650」
写真●左から「Dell Precision T7600」「同T5600」「同T3600」「同T1650」
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 デルは2012年5月29日、新型のワークステーション「Dell Precision T7600」「同T5600」「同T3600」「同T1650」の4機種を同日より販売開始すると発表した(写真)。

 新製品は、インテルマイクロアーキテクチャーおよび8コアCPUを搭載し、次世代グラフィックに対応したPCI Express Gen 3をサポート。最大512Gバイトのクアッドチャネルメモリーにより、大量データへ迅速にアクセスできる。また、Dellの特許取得済みソフトウエア「Reliable Memory Technology(RMT)」が、BIOSレベルですべてのメモリーエラーを仮想的に削除。システムのダウンタイムを軽減する。

 シャーシを大幅に刷新し、工具を使用せずに外側から取り外しが可能な電源ユニットを採用した。電源ユニットにはロック機能がつき、正常に動作している場合は緑のランプが点灯する。

 最上位機種のT7600は、インテル E5 2600ファミリー、デュアルソケットCPUを搭載。PCI Express 16倍のグラフィックカードスロットをフルサイズで最大4つまで搭載可能。NVIDIA Quadro 5000ハイエンドグラフィックカードと2つのNVIDIA Tesla C2075プロセッサをサポートする。フロントアクセス可能なハードディスクドライブを最大8つ搭載可能で、1300ワットの電源ユニットを採用している。最小構成価格は27万6150円から。

 T5600は、同じくインテル E5 2600ファミリー、デュアルソケットCPUを搭載。NVIDIA Quadro 6000グラフィックカードとNVIDIA Tesla C2075プロセッサをサポートする。電源ユニットは635ワットまたは825ワットから選択可能。最小構成価格は22万4070円から。

 T3600は、インテル Xeon プロセッサー E5-1600またはE5-2600ファミリーを搭載。NVIDIA Quadro 6000グラフィックカードまたはNVIDIA Quadro 5000グラフィックカード2枚とNVIDIA Tesla C2075プロセッサをサポートする。電源ユニットは425ワットまたは635ワットから選択可能。最小構成価格は19万365円から。

 T1650は、インテル Xeon プロセッサー E3-1200v2シリーズ、第3世代インテルCore i7およびi5、第2世代インテルCore i3のいずれかを搭載。最小構成価格は15万3085円から。