AXSEEDは2012年5月28日、同社が提供するMDM(モバイルデバイス管理)サービス「SPPM 2.0」にウイルス対策ソフトとの連携機能を追加すると発表した。Android搭載スマートフォンやタブレット端末のウイルス対策状況や、どんなウイルスに感染したかが、遠隔で把握できるようになる(図1)。

 連携機能は、「ウイルス対策オプション」という名称で提供する。現時点ではウイルス対策ソフトとして、BBソフトサービスの「Internet Virus Wall」と、サンブリッジが提供する「Mobile Security for MDM」を選択できる。どちらも、既存のウイルス対策ソフトをベースに、SPPMとの連携機能を追加したものだ。

 SPPMのエージェントアプリを導入済みのAndroid端末に、ウイルス対策ソフトをネットワーク経由で送り込んでインストールすることができる。また、ウイルス検知時にアラートを表示したり、ウイルスと判定したアプリを強制的にアンインストールしたりする機能もある(図2)。

 6月1日に提供を開始する。対応するウイルス対策ソフトの料金は、Internet Virus WallとMobile Security for MDMともに、1台当たり月額250円である。

図1●SPPM 2.0のウイルス対策オプションでウイルスを検知すると赤く表示する
図1●SPPM 2.0のウイルス対策オプションでウイルスを検知すると赤く表示する
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図2●ウイルス検知時に強制的にアンインストールする際の画面
図2●ウイルス検知時に強制的にアンインストールする際の画面
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