米Seagateは現地時間2012年5月23日、フランスのストレージ機器メーカー、LaCieを買収することで両社が排他的合意を結んだと発表した。

 SeagateはLaCie最高経営責任者(CEO)兼会長のPhilippe Spruch氏が保有するすべての株式を買い取ることを提案しており、これによりLaCieの全発行済み株式の64.5%を取得する。その後、株式公開買い付け(TOB)を実施し、残りの株式を買収する。TOBの完了は2012年第3四半期を予定している。

SeagateはSpruch氏に1株当たり4.05ユーロ(LaCieの現金持高および負債状況により調整)を現金で支払う。4.05ユーロという金額は、LaCieの過去30日間の終値平均より29%高い。Spruch氏は保有株を売却後、Seagateの消費者向けストレージ部門の責任者となる。

 Seagateは、LaCieの消費者向けストレージ、NASおよびソフトウエアを自社の消費者向け主流製品に追加する。補完的な製品および技術を組み合わせることで、特に欧州および日本で消費者向けストレージ市場における成長戦略を加速させたいとしている。

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