米NPD GroupのDisplaySearchは現地時間2012年5月22日、ノートパソコン、ネットブック、タブレット端末を合わせたモバイルPCの世界市場に関する調査結果を発表した。それによると、2012年第1四半期(1~3月)における出荷台数は7620万台で、前年同期に比べ30%増加した。このうちタブレット端末の出荷台数が同124%増となり、ノートパソコン、ネットブックの伸び率、12%を大きく上回った。

 米Appleが前年同期118%増の1720万台と高い伸びを示しており、同社は出荷台数シェアで引き続き首位となった。Appleの伸びを支えているのはiPadで、同社の全出荷台数に占める割合は約80%。iPadの出荷台数は前年同期比162%増の1360万台に達した。

 出荷台数の上位5社は、Apple(シェアは22.5%)、米Hewlett-Packard(HP、同11.6%)、台湾Acer(同9%)、中国Lenovo Group(同7.7%)、米Dell(同7.3%)。

 なおタブレットを除いたモバイルPCの出荷台数で見ると、上位5社はHP、Acer、Lenovo、Dell、台湾ASUSTek Computerの順になる。トップのHPは前年同期から約70万台増の890万台を出荷した。

 一方タブレット端末の出荷台数上位5社は、Apple、韓国Samsung Electronics、米Amazon.com、カナダResearch In Motion(RIM)、ASUSTekの順。Appleのシェアは62.8%(1360万台)で、Samsungの7.5%(160万台)、Amazonの4%(90万台)を大きく引き離している。

[発表資料へ]