スカパーJSATホールディングスは2012年5月21日、「B-CASカードに記録されている契約内容を書き換えて有料放送を無料で視聴できる方法がインターネット上で広がっている」と朝日新聞夕刊が5月19日付けで報じたことについて、自社の見解を発表した。

 現在、インターネット上の掲示板型サイトなどにおいて、「有料放送の不正視聴につながるB-CASカードの改ざん方法および改ざん行為の報告が継続的に投稿されていることは認識している」という。これら一連の行為について、「有料多チャンネル放送全体の健全な普及拡大に大きな悪影響を与えかねず、看過できない」としている。

 この問題については、カードの所有権者であるビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ(B-CAS社)より報告を受けており、「B-CAS社にも厳正な対応を要請している」という状況である。「わが社の有料放送サービスのスカパー!e2の不正視聴行為については、損害賠償請求を含めた法的措置を検討している」「技術的対応についてはB-CAS 社に検討を依頼している」としている。

[発表資料へ]