モバイル向けソーシャルギフトサービスの米Karmaは現地時間2012年5月18日、米Facebookが同社を買収したことを明らかにした。Facebookは同日、米NASDAQ市場で新規株式公開(IPO)を果たしている(関連記事:FacebookがNASDAQ市場に上場、時価総額は8.2兆円に)。

 Karmaは2011年に設立され、カリフォルニア州サンフランシスコに本拠を置く。プレゼントをあげたい相手が欲しいと思う物を手軽に贈れるサービスを手がけている。利用者はカタログからプレゼント候補を選んで相手にテキストメッセージや電子メール、あるいはFacebookを介して知らせるだけ。受け取る側は、商品のサイズや色などを選択でき、別の商品と交換することも可能。

 Karmaは買収金額や手続き完了日などの詳細については明らかにしていないが、今後もサービスを継続するとしている。

 Facebookにとっては、増加するモバイルからのアクセスを収益につなげることが課題となっている。またFacebookでは仮想ギフトの販売が初期の収入源だった事実などから、実際の商品を販売することで売り上げを得られるKarmaは、魅力的な収入源の追加になると米メディア(CNET News.com)は報じている。

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