文書、ウェブ、画像、映像などの社内コンテンツを管理するECM(エンタープライズコンテンツ管理)のオープンソースソフトを開発する英アルフレスコ ソフトウェアは2012年5月17日、日本法人を設立し、東京都内にオフィスを設けたと発表した。社長には元日本IBMの中嶋博氏が就く。国内でのパートナー企業を増やすなど販売チャネルの開拓するほか、国内でのコミュニティ活性化に努める。

 アルフレスコは、ECMソフトのDocumentumを開発したジョン・ニュートン氏らが2005年に設立した企業で、現在の契約件数は2500社以上。米レッドハットと同じく、オープンソースソフトの有料サポートサービスを提供するモデルで成長した。日本でも2006年からサービスを販売している。「日本でのユーザー数がクリティカルマスに達した」(ジョン・ニュートン会長兼CTO)のを機に、日本市場への長期的なコミットメントを示すため法人を設立したという。