写真1●APC Smart-UPS 750 LCD 100Vの外観
写真1●APC Smart-UPS 750 LCD 100Vの外観
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写真2●APC Smart-UPS X 3000 Rack/Tower LCD 100-127Vの外観
写真2●APC Smart-UPS X 3000 Rack/Tower LCD 100-127Vの外観
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 シュナイダーエレクトリックは2012年5月17日、次世代型「Smart-UPS」シリーズ9製品を発表した。APCブランドの無停電電源装置(UPS)で、タワー型とラック型がある。電力効率を高めたグリーンモード、および液晶ディスプレイ(LCD)の搭載などが特徴。まず4製品を5月28日から販売開始する。残りの5製品は近日発売予定。

 グリーンモードはUPSの熱を減らし、電気代を抑える機能。オフィスなどのように電源が安定しており、かつ内部バッテリーの充電が完了したとき、AVR(自動電圧調整器)と呼ぶコンポーネントを利用しないようにする。電力効率が、AVRを利用する場合は93%程度になるが、利用しない場合は97%以上に高まる。

 LCDでは、UPSの情報管理、および各項目の設定が可能で、カタカナが表示できる。42種類のメニューを用意した。装置は従来と同じLEDランプも備えている。

 製品は、SMTシリーズとSMXシリーズがある。このうちSMTシリーズは、単相2線100V出力のUPSで、タワー型とラック型がある。税込み価格は、「APC Smart-UPS 500 LCD 100V」(型番SMT500J)が4万9245円(近日発売)、「APC Smart-UPS 750 LCD 100V」(型番SMT750J)が6万7200円(近日発売、写真1)、「APC Smart-UPS 2200 LCD 100V」(型番SMT2200J)が20万5905円(5月28日発売)など。

 一方のSMXシリーズは、単相2線100V-127V出力のUPSで、縦置きでタワー型に、横置きでラック型になるほか、拡張バッテリーパックによって長時間バックアップが可能である。税込み価格は、「APC Smart-UPS X 3000 Rack/Tower LCD 100-127V」(型番SMX3000RMJ2U)が46万5780円(5月28日発売、写真2)。