写真●Alinous-Coreの開発環境
写真●Alinous-Coreの開発環境
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 i3planetは2012年5月17日、Webアプリ開発言語の新版「Alinous-CORE 2.0」を公開した。2.0では開発環境を強化するとともに、従来有償だったサーバーモジュールを無償化した。

 Alinous-COREは、i3planet 代表取締役 飯塚友裕氏が開発した、HTMLとSQLでWebアプリケーションを記述する開発言語。Apache Tomcat上で動作し、PostgreSQLとMySQLに対応している。Alinous-COREで物流パッケージなどを開発し実際に稼働している実績がある。

 従来、開発環境であるEclipseプラグインの「Alinous-Core SDK」は無償で、サーバーモジュールは30万円で提供していたが、2.0よりサーバーモジュールも無償化した。サポートサービスと、PostgreSQL向けに処理を高速化するSQLのプリコンパイラは有償で提供する。

 2.0では、主に開発環境を強化した。コードやテーブルスキーマなどの入力時の補完機能や、ポップアップコメント表示機能などを備えた。

 今後は、Alinous-Coreで開発したショッピングカート機能や、コンテンツ管理システム(CMS)などをオープンソースで公開していく計画。CMSは、マニュアルの作成のため開発したもので、Web上のコンテンツから目次やフッターなどを備えたPDFファイルを生成する機能などを備える。

 Alinous-COREは公式サイトからダウンロードできる。