サイボウズは2012年5月16日、同社のグループウエア製品「Cybozu SP Apps 2010」と、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の位置情報サービス「Spatial Insight Plus」を連携させ、CTCのシステム・インテグレーション・サービスとして6月14日から提供すると発表した。地図上に表示される顧客情報と、その顧客に関連するスケジュールや業務履歴などのグループウエア登録情報を同一画面で確認できるようになる。

 Cybozu SP Apps 2010は、米MicrosoftのSharePoint Server 2010を基盤として、スケジュール管理ツール「Cybozu SP スケジューラー」、社内掲示板「Cybozu SP ディスカッション」を提供するグループウエア製品。一方のSpatial Insight Plusは、SharePoint Server上の情報を、Bingの地図機能「Bing Maps」上や、米Esriのオンライン地図サービス「ArcGIS Online」上で可視化するマッシュアップサービスだ。2製品ともに、SharePoint Serverを開発プラットフォームとしている。

 今回の連携により、Spatial Insight Plusの地図上に表示される顧客・契約店舗・設備などの情報と、Cybozu SP Apps 2010に登録された活動スケジュール・活動進捗・活動履歴を、SharePointのポータル上に集約表示することが可能になった。オンプレミス、CTCのデータセンターを活用したクラウドサービスの両方に対応する。顧客や契約店舗を訪問する営業活動や保守・アフターサービス業務のほか、自治体における防災、地域支援行政業務などでの利用を見込む。