写真1●XPLATFORMの開発画面
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写真2●XPLATFORMで作成したアプリの例(タブレットの画面)
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 韓国の開発ツールベンダーであるTOBESOFTが日本での展開を本格化する。2012年4月に日本支社を法人化し、トゥービーソフトジャパンを設立。2012年5月15日、1年以内に代理店を10社に拡大して今後3年間で10億円の売り上げを目標とする計画を発表した。

 TOBESOFTは開発ツール「XPLATFORM」を開発、販売している。XPLATFORMはスマートフォン、タブレットおよびパソコン向けの業務アプリケーションを対象とした開発ツール。開発ツール上でコンポーネントをドラッグ&ドロップで配置し、アプリケーションを開発できる。

 グリッド(表)などの業務システム用コンポーネントを備える。モバイル向けにはHTML、Windowsデスクトップ向けにはネイティブアプリケーションを生成。AndroidとiOS向けには、アプリケーションを高速化するデータアクセスモジュールを提供する。またアニメーションコンポーネントなどを備え、「HTML5の機能を活用し、ユーザーエクスペリエンスを追求したアプリケーションを作成できる」(トゥービーソフトジャパン COO 崔彰桓氏)としている。

 「韓国ではサムスン電子、LGエレクトロニクス、現代自動車、SKテレコムなどが標準ツールとして採用している。日本でも、大手通信会社がWindowsクライアントベースの情報提供サービスに採用。このサービスの対象は2万社弱に上る」(トゥービーソフトジャパン 代表取締役 金永玄氏)という。