図 JCSAT-13のイメージ写真
図 JCSAT-13のイメージ写真
[画像のクリックで拡大表示]

 スカパーJSATは2012年5月16日、通信衛星「JCSAT-13」の打ち上げに成功したと発表した。

 2012年5月16日の午前7時13分(日本時間)に、南米フランス領ギアナのギアナ・スペース・センターからArianespaceのロケット「Ariane-5ECA」によって打ち上げられた。午前7時39分にロケットから分離し、午前8時20分に同衛星からの電波を正常に捕捉したという。

 スカパーJSATは今後、静止軌道上での性能確認試験を経て、JCSAT-13の運用開始を予定する。JCSAT-13は、JCSAT-4Aの後継衛星として、東経124・128度CS放送「スカパー!」サービスのために使用される。

 JCSAT-13は、日本全域をカバーする日本ビームのほか、インドネシアやマレーシアを中心にカバーする東南アジアビームと、二つの可動ビームを搭載する。中近東から南西アジア、東南アジア、オセアニアを広域にカバーできるという。スカパーJSATは、「この衛星の打ち上げ成功を契機に、より積極的にグローバルビジネスを推進する」としている。

[発表資料へ]