図●携帯電話/PHSメーカーの国内出荷台数の推移
図●携帯電話/PHSメーカーの国内出荷台数の推移
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 電子情報技術産業協会(JEITA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は2012年5月15日、携帯電話/PHSメーカーの2011年度(2011年4月~2012年3月)の国内出荷台数を発表した。2011年度は、前年度比4.2%減の3082万5000台。かろうじて3000万台超を維持したが、最盛期の2000年度以降、最低を記録した()。

 2011年度のスマートフォンの国内出荷台数は前年度比3.5倍の1323万7000台。スマートフォンを中心に需要は拡大しているが、JEITA/CIAJの統計に含まれていない米アップルや韓国サムスン電子など海外メーカーにシェアを奪われており、国内メーカーの出荷総数は減少する結果となった。

 2011年度第4四半期(2012年1~3月)の携帯電話/PHSの国内出荷台数は、前年同期比16.3%増の797万7000台。うちスマートフォンは423万4000台と前年同期の2.2倍に増えた。スマートフォン比率は53.1%と、四半期の出荷台数で初めて5割を突破した。2012年3月単月の国内出荷台数は前年同月比7.5%増の314万4000台と4カ月連続のプラスだった。