ソフト開発の受発注をオンライン化するサービス「クラウドワークス」の募集案件総額が、1億1000万円を超えた。同社がクローズドβ版を開始したのが2012年3月21日。約1カ月半で1億円を突破したことになる。

 クラウドワークスは、エンジニアやクリエイターとソフト発注者をつなぐプラットフォーム型サービス。1時間単位で仕事を受発注できる。2012年5月15日時点で、1900人を超えるエンジニアやクリエイターが登録しているという。

 同社が集計した募集案件総額は、時給制と固定報酬制の累計額を合算したもの。時給制は1週間分の上限予算の累計で、固定報酬制は上限予算額の累計となる。

 これまでの登録案件や成約例をみると、高額の案件よりも低額案件の方に応募件数が多く、成約数も多い傾向があるという。同社の吉田浩一郎社長は「これは予想外。個人のエンジニアやクリエーターの登録比率が高いからではないか」と分析する。そこで現在、高額案件の成約率向上に向け、チームによる受注ができるような開発に取り組んでいるという。