KDDIは2012年5月14日、携帯電話の電波環境に関する改善要望を受け付ける窓口「みんなでつくろう!auエリア」について「電波サポート24」としてリニューアルすると発表した。リニューアル後のサービス開始は6月4日から。

 リニューアルのポイントは、改善要望に対するレスポンスの短縮である。要望を受け付けるコールセンターを増強し、ユーザーから改善要望を受け付けてから、KDDIが訪問調査などの連絡を返答するまでの時間を、現行サービスの48時間以内から24時間以内に短縮する。

 また電波環境改善のために提供する機器として、現在の「auフェムトセル」「auレピータ」「簡易アンテナ」の3機種に加え、スマートフォン利用者を対象に無線LANルーターの設置も提案する。無線LANルーターを使った改善策では、固定回線をセットで使う前提になるため、同社のブロードバンド回線サービスauひかりの販売促進策になるという側面もあるようだ。提供する無線LANルーターはバッファロー製のWHR-G301N(無償)か、またはKDDIがレンタル提供しているHOME SPOT CUBEになる。