2012年5月10日、インテルは東京ミッドタウンにてUltrabookのイベントを開催した。会場には、未発表モデルを含む13社18機種もの最新Ultrabookが一堂に会した。
午前中は4層吹き抜けの開放的な「ガレリア」に設置されたステージでのイベントと報道関係者向けの展示が行われた(写真1、写真2)。会場は午後から一般来場者向けにも解放され、昼休みなどを利用して訪れたビジネス客でにぎわった。
Ultrabook18機種のうち5機種は「第3世代インテルCoreプロセッサー・ファミリー搭載予定」と発表されている。モバイル版の第3世代プロセッサーは正式発表されていないため型番は分からないものの、展示機はいずれも実機であり、発表は近いとみてよさそうだ。
以下、会場に展示されていた第3世代Coreプロセッサー搭載Ultrabookを簡単に紹介する。
NECの軽量Ultrabook「LaVie Z」
NECは、同社初となるUltrabook「LaVie Z」を参考出品した(写真3)。LaVie Zは、13.3インチのディスプレイを搭載、CPUとしてインテルの第3世代Coreプロセッサーを搭載する。
最大の特徴はその軽さ。本体重量は「999g以下」と発表されているが、手に持った感触としてはさらに軽い印象だ。きょう体にはNECが開発した「マグネシウムリチウム合金」を使用しており、従来のマグネシウム合金に対して75%の重量を実現したという。
画面解像度を含む詳細な仕様は公開されていないものの、展示機に表示されていたWindowsのタスクバーから実測したところ、横方向は1600ピクセルとみられる。
外部インタフェースとして標準サイズのHDMI出力やUSB 3.0、USB2.0ポートを備える。ACアダプタは平型となっており、薄型化と使い勝手を両立させたタイプとなっている(写真4)。発売予定は2012年夏、価格は未定。