HP Cloud Servicesのホームページ
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 米Hewlett-Packard(HP)は現地時間2012年5月10日、同社のハードウエアとソフトウエアをベースにしたパブリッククラウドサービス「HP Cloud Services」をベータ公開した。仮想サーバーサービス「HP Cloud Compute」、オンラインストレージ「HP Cloud Object Storage」、コンテンツ配信ネットワーク「HP Cloud Content Delivery Network(CDN)」を従量課金制で一般向けにベータ提供する。

 HP Cloud Servicesは同社初となるパブリック型のクラウドサービスで、オープンソースのクラウド基盤プロジェクト「OpenStack」の技術を採用している。2011年9月より招待制の限定ベータプログラムを実施していた(関連記事:HP、パブリッククラウド「HP Cloud Services」を試験提供)。

 HPによると、すでに約40社とHP Cloud Servicesに関して提携を結んだ。ユーザーはこれらパートナーが提供する各種アプリケーション、データベース、開発およびテストツール、管理機能などを利用できる。

 利用料は、HP Cloud Computeが最小構成(仮想CPU 1コア、RAM 1Gバイト、ディスク30Gバイト)で1時間当たり0.04ドル。HP Cloud Object Storageはストレージ容量が50Tバイト以下の場合、1Gバイト当たり月額0.12ドルで、トランザクション料金やリクエスト料金が加わる。HP Cloud CDNはデータ伝送量と利用者の所在地によって異なり、データ伝送量10Tバイト以内で米国の場合は1Gバイト当たり月額0.16ドル。

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