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富士通、新サービス「My Cloud」の提供開始を表明

夏モデル発表会でパソコン事業の新戦略を説明

2012/05/10
露木 久修=日経パソコン (筆者執筆記事一覧
今後もパソコン事業に注力すると語る富士通執行役員副社長の佐相秀幸氏
今後もパソコン事業に注力すると語る富士通執行役員副社長の佐相秀幸氏
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同執行役員常務の大谷信雄氏は、富士通の考える新しいパソコンの役割を説明、「My Cloud」という名称の新サービスを開始すると説明した
同執行役員常務の大谷信雄氏は、富士通の考える新しいパソコンの役割を説明、「My Cloud」という名称の新サービスを開始すると説明した
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同執行役員の齋藤邦彰氏。My Cloudの一部となる「My Cloud-P」が既に夏モデルで実装済みであると説明した
同執行役員の齋藤邦彰氏。My Cloudの一部となる「My Cloud-P」が既に夏モデルで実装済みであると説明した
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夏モデルからイメージキャラクターとなるダンス・ボーカルユニットEXILEのメンバー。左からAKIRAさん、HIROさん、MATSUさん
夏モデルからイメージキャラクターとなるダンス・ボーカルユニットEXILEのメンバー。左からAKIRAさん、HIROさん、MATSUさん
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発表会場ではMy Cloud-Pのデモを実施。スマートフォンで撮影した写真のデータをパソコン内に自動で取り込める
発表会場ではMy Cloud-Pのデモを実施。スマートフォンで撮影した写真のデータをパソコン内に自動で取り込める
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富士通初のUltrabookとなる「LIFEBOOK UH」シリーズの上位機「UH75H」は、同社独自の「超圧縮グリッド構造」を実装。天板全面加圧試験で約200kgの圧力に耐えられる
富士通初のUltrabookとなる「LIFEBOOK UH」シリーズの上位機「UH75H」は、同社独自の「超圧縮グリッド構造」を実装。天板全面加圧試験で約200kgの圧力に耐えられる
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LIFEBOOK UH75Hの上に実際に人が乗っているところ。電源が入っている状態で乗っても問題ないという
LIFEBOOK UH75Hの上に実際に人が乗っているところ。電源が入っている状態で乗っても問題ないという
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 富士通は2012年5月9日、パソコンの夏モデルとして、ノートパソコンの「LIFEBOOK」、デスクトップパソコン「ESPRIMO」計6シリーズ17製品を発表した。5月17日以降順次販売を開始する。夏モデルのトピックは、インテルの新型CPUである第3世代Core iシリーズを搭載したことや、富士通初となるUltrabookを投入したこと(詳細は関連記事参照)。都内で開催した発表会では、これら新製品の概要を説明するとともに、今後のパソコン戦略を示した。

 発表会では同社執行役員副社長の佐相秀幸氏がまず登壇。2011年度の業績について触れ、東日本大震災やタイ洪水という悪条件があったにもかかわらず堅調に推移したと説明した。パソコンや携帯電話、スマートフォンといった、ユーザーに直接つながる技術をコア技術と位置付け、クラウドコンピューティングと連携させることで、新たな価値を創造していくとし、引き続きパソコン事業に注力していくと語った。

現状は「パソコンを生かしきれていない」

 続いて登壇した同社執行役員常務の大谷信雄氏は、パソコン事業の新戦略の概要を説明した。まず現状を、「パソコンのポテンシャルを最大限に生かす新しい使い方を提案しきれていない」と分析。一方で、「Webサービスもあふれており、ユーザーの混乱を招いている」とした。こうした分析を踏まえた上で、富士通の考える新しいパソコンの役割は、「安心安全に利用できるサービス」「コンピューティング性能を生かすハードウエア」「簡単ですぐ使えるソフトウエア」の3つであると説明、その具体的な方策が「My Cloud(マイクラウド)」という名称の新サービスであるとした。

 同社の考えるMy Cloudには2種類ある。「My Cloud-P」と「My Cloud-S」だ。前者はパソコンを中心とする統合データ環境を意味する。家庭内で散在するデータをパソコン内に自動的にため込み、整理するソフトウエアだ。一方、後者はそうやってため込んだデータをWeb上で活用するためのサービスとなる。この2つが連携することで、ユーザーにとって便利で有用な環境が実現するという。

スマホやデジカメ内のデータを自動取り込み

 同社執行役員の齋藤邦彰氏の説明によれば、My Cloud-Pの利用イメージは次のようなものだ。例えば、ユーザーがデジタルカメラやスマートフォンで写真を撮影したとする。これまでであれば、その写真データをユーザー自身がパソコン内に取り込む必要があったが、My Cloud-Pではその作業は不要だ。自動的にパソコンがデジタルカメラやスマートフォンと通信し、データを保存・整理するからだ。今回発表した夏モデルは、これを実現するためのソフトが組み込まれている。会場の説明員によれば、デジタルカメラの場合は、通信機能を備えるメモリーカードである東芝の「FlashAir」を利用する。スマートフォンの場合は、Androidスマートフォンが対象で、専用アプリの提供を5月17日に開始するという。

 一方、My Cloud-Sは、My Cloud-Pを使ってパソコン内に取り込んだデータを、クラウド上のデータストレージにアップロードし、別のユーザーとデータを共有するといったサービスだ。My Cloud-Sについては10月の開始を予定する。料金体系は未定で、ユーザーにそれほど負担を掛けない程度の金額になるとしている。また、My Cloud-Sはプラットフォームを富士通が提供し、さまざまなサービス事業者と連携することで充実を図る。将来は、パソコンの状態をクラウド経由で自動診断したり、パソコンの使い方ガイドをクラウドを介して提供したり、といったサポートサービスも実現する考えだ。

 また、夏モデルではイメージキャラクターを一新した。スマートフォン、タブレット端末のブランド「ARROWS」でイメージキャラクターを務めるダンス・ボーカルユニットのEXILEをパソコンのFMVシリーズでも起用する。

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