リコーは、クラウド上にアップロードした文書を対応プリンターで印刷できる企業向けのクラウドプリンティングサービス「FlexRelease(フレックスリリース) CX」を2012年5月10日に開始する。利用料金は出力機器1台あたり月額2625円から。

 パソコン、iPhone/iPad、スマートフォン、タブレットなどからデータをアップロード。インターネット経由で社内のデジタル複合機やプリンターに送ってプリントアウトする。リコーのクラウド基盤を利用しており、社内に認証サーバーやプリントサーバーなどを設置せずに利用できる。

 ユーザーIDとパスワードで利用者を認証し、データは、Webブラウザーや電子メールなどを使ってクラウドに送る。iPhone/iPad向けの専用アプリケーションやPC専用のプリンタードライバーも用意する。最大1万ユーザー、500台までのデバイスの管理が可能。今後、企業内認証サーバー(LDAP/ADなど)とも連携させていく。

 印刷可能データはMicrosoft Office文書(doc/docx/xls/xlsx/ppt/pptx)、テキスト(txt)、HTML文書(html/htm)、PDF文書(pdf)、画像(jpeg/jpe/jpg/tiff/tif/gif/png)。データサイズは1文書10MBまで。対応機器は「imagio MP C4002(A)/C5002(A)/C3302/C2802」「imagio MP C4001(A)/C5001(A)/C3301/C2801」「imagio MP 4002/5002/3352/2552」。

 販売目標は年間3500本。今後、海外市場でも順次サービス展開する計画。