ソフトバンクモバイルは2012年5月8日、Androidを搭載した同社スマートフォンのアプリを集中管理できる企業向けサービス「アプリコンシェル」を5月10日に始めると発表した。利用料を1回線当たり月525円に設定して導入しやすくした。

 新サービスでは、企業の管理者が同社サービスサイト「法人コンシェルサイト」に接続して社員のスマートフォンを管理する。配信したいアプリを選んで配布先を指定すると、ダウンロード用のURLが付いたメールが各端末に届く。管理用のエージェント・アプリを配布することで、各端末にインストールしてあるアプリの情報を取得したり、特定アプリの起動制御や削除を指示したりといった操作もできる(削除は追加インストールしたアプリだけが対象)。アプリの配置や壁紙の変更も可能だ。

 法人契約で、対応機種を利用しているユーザーのみが対象となる。対象機種は、5月8日時点で「101SH」「003SH」「101DL」「009Z」「007HW」の5機種。

 配信アプリは、サービスサイト内にある10種類(位置情報管理や安心遠隔ロックなど)と企業の独自アプリのみ。Google Play上のアプリは対象外となる。ソフトバンクモバイルは今後、配信アプリの種類を拡充していくとしている。