電通国際情報サービス(ISID)と電通は2012年5月8日、マーケティングプラットフォームサービス「iPLAss」を発表した。5月9日より提供開始する。

 iPLAssは、販売管理や決済、顧客情報管理、販売動向分析など、さまざまな業務に向けたITの仕組みを提供するプラットフォームサービス。ユーザーは、あらかじめ用意された機能群から必要な機能を選び、プログラムすることなくパブリッククラウドやデータセンター上にシステムを構築できる。月額利用型で初期費用を低く抑えながら、マーケティング活動を立ち上げることができる。

 iPLAssの各機能は、共通基盤であるiPLAss Frameworkを中心にAPIとして提供する。具体的な適用シーンとして両社は、(1)デジタルコンテンツ配信や金融業界のBtoCコンタクトポイントなどにおけるプラットフォームサービス、(2)消費財メーカーの顧客分析やWeb会員サイトの販売データ分析などのためのCRMデータ分析基盤、(3)スマートフォンやGPS、AR(拡張現実感)などの技術を組み合わせた商業施設でのコミュニケーション促進プラットフォーム---などを挙げている。

 iPLAssの月額ライセンスは30万円から。利用する機能や要件によって初期設定費用などが別途必要となる。