写真1●LoadMaster 5300の外観
写真1●LoadMaster 5300の外観
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 米KEMP Technologiesは2012年5月8日、低価格をうたう負荷分散装置「LoadMaster」の製品ラインに、新たにハイエンド機種「LM-5300」(写真1)を追加し、国内の代理店を通して販売を開始した。既存のハイエンド機種(LM-3600)に比べて、価格が約1.5倍でスループット性能が約2倍に向上したという。

 LoadMasterシリーズは、1Uラックマウント型の負荷分散装置。セッション維持機能(Cookie、SSLセッションID、IPアドレス、RDPログインID)やSSLアクセラレータ、データ圧縮機能など、負荷分散装置としての主要な機能を一通り備える。

 今回のLM-5300を含め、ハードウエア型の負荷分散装置は全4機種で構成する。それぞれの価格(税別、以下同)と性能は以下の通り。「LM-5300」(スループットは8.8Gビット/秒、HTTP GETリクエストは1秒当たり11万件)は299万円。「LM-3600」(同3.4Gビット/秒、1秒当たり9万3000件)は199万円。「LM-2600」(同1.7Gビット/秒、1秒当たり6万9000件)は129万円。「LM-2200」(同950Mビット/秒、1秒当たり2万5000件)は46万円。

 ハードウエア型のほかに、VMware仮想アプライアンス版の負荷分散装置も用意している。「VLM-100」は、100Mビット/秒という帯域制限があるものの、39万円という、ハードウエアアプライアンスの最安価モデル「LM-2200」(46万円)よりも低い価格に設定している。なお、VLM-100の上位モデルで帯域制限がない「VLM-1000」の価格は84万円。

 米KEMP Technologies製品の国内販売代理店は、OPENスクエア、エクスネット、プロフェッショナル・ネットワーク・コンサルティング、ナリッジサービスネットワーク、リンクアット・ジャパン。