新日鉄ソリューションズは2012年4月27日、同社が開発してきたスマートフォン/タブレット向けHTML5アプリケーション開発フレームワーク「hifive」をオープンソースソフトウエア(OSS)として公開した。hifiveの公式サイトも開設、マニュアルやチュートリアル、サンプリアプリも公開した。
hifiveは同社のシステム研究開発センターが開発した。スマートデバイス固有の開発知識を必要とせずに、パソコンとスマートフォン、タブレットに対応したアプリケーションを開発できるとしている。またHTML5により、アニメーションやグラフをWebブラウザ上で表示できる。
サンプルアプリとして、jQuery Mobileと連携したYouTube検索、jQuery UIと連携したダイアログ表示(写真1)やドラッグ&ドロップ、HTML5APIを使用したWeb SQLデータベースやWebストレージ、HTML5のcanvasタグを使用した簡易絵描きツール(写真2)などを公開している。
hifiveは公式サイトからダウンロードできる。Apache License、Version 2.0で配布している。
新日鉄ソリューションズでは2012年4月1日付けでスマートフォン/タブレット専門組織「スマートデバイスソリューションセンター」を設置している(関連記事)。