電子情報技術産業協会(JEITA)は2012年4月24日、2011年度のパソコン国内出荷台数が前年比8.0%増の1127万7000台だったと発表した。個人向け、法人向けとも好調で、2年連続1000万台を突破。現在の集計方法が始まった2007年度以降で最高を記録した。

 内訳は、デスクトップ型が前年比1.9%増の330万9000台。ノート型が同10.8%増の796万8000台で、ノート型比率は70.7%となった。一方、出荷金額は同5.8%減の8669億円にとどまった。

 2012年3月の出荷台数は前年同月比22.1%増の137万7000台。うちデスクトップが同15.6%増の36万1000台、ノートが同24.7%増の101万6000台だった。個人向けノートを中心に春商戦が好調だったこと、法人向けリプレース需要が堅調だったことから2カ月連続で2ケタの伸びとなった。

 第4四半期(2012年1-3月)は、タイ洪水による部材供給減が懸念されたが、全体としては大きな影響はなかったという。