アビームコンサルティングとSAPジャパンは2012年4月26日、業務のリアルタイム処理を支援するビジネスプロセスとソフトウエアを共同で開発すると発表した。共同開発の成果物を2012年度中に完成させ、両社から直接ユーザー企業に対してサービス商品として提供する。

 開発する成果物の形態は未定だが、業務パッケージやテンプレートなど、ある程度かたちが整ったソフトウエアを開発する予定である。要素技術としては、主に、インメモリーデータベース「SAP High-Performance Analytic Appliance」(SAP HANA)を利用する。

 共同開発にあたり、SAPジャパンの社屋に共同プロジェクトルームを設置し、ここにアビームコンサルティングの専任コンサルタントを常駐で配置する。成果物の開発に加えて、マーケティング活動、ユーザー企業に対する提案・営業活動までを共同で実施する。

 なお、アビームコンサルティングには、SAP HANAに関する専門人員として、64人のコンサルタントがいるという。