中古情報機器協会(RITEA)は2012年4月25日、使用済みスマートフォンでユーザーデータを消去する際のガイドラインを策定した。併せて、データ消去ソフトの認定資格制度「RITEA認定スマートフォンデータ消去ソフトウェア」を開始した。

 スマートフォンにはパソコンと同様に多くのユーザーデータが保存されている。このため使用済みになったスマートフォンを売買・譲渡・廃棄する際は、情報漏えいを防ぐ適切な対応が必要となる。

 ガイドラインでは、ユーザーが、メモリーを初期化する「オールリセット」操作を行った後に、専門の業者がスマートフォンデータ消去ソフトを使ったメモリー部のユーザーデータ消去を行うことが望ましいとしている。また、スマートフォンのデータ消去ソフトには、1回以上のランダム書き込みなどの機能を求めている。

 RITEA認定スマートフォンデータ消去ソフトウェア資格制度では、第1回目の評価を行い、ウルトラエックスの「モバイルプライヤー」を認定した。