写真●式典でテープカットに臨むNTTデータの山下徹社長(左から2人目)と岩本敏男副社長、(右端)、丹羽宇一郎駐中国大使(右から2人目)、北京市の苟仲文副市長(右から3人目)
写真●式典でテープカットに臨むNTTデータの山下徹社長(左から2人目)と岩本敏男副社長、(右端)、丹羽宇一郎駐中国大使(右から2人目)、北京市の苟仲文副市長(右から3人目)
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 NTTデータは2012年4月25日、中国事業を統括する子会社NTTデータチャイナの設立記念式典を中国・北京で開き、中国におけるグループ全体での売上高を2016年度までの5年間で5倍に伸ばす方針を明らかにした。NTTデータグループの中国総代表として中国事業を統括するNTTデータチャイナの神田文男総裁が決意表明した。

 オフショア事業を含め2011年度で100億円程度の売上高を、2016年度には500億円規模まで拡大させる。中国国内企業向け事業を強化するほか、M&A(合併・買収)も加速させる。

 式典には丹羽宇一郎駐中国大使、北京市の苟仲文副市長など約130人が参加した。NTTデータからは山下徹社長のほか、6月末に社長に就任する岩本敏男副社長をはじめとする同社幹部が顔をそろえた。

 山下社長は「中国の技術者たちは、グローバルで高品質なITサービスを提供するための仲間だ」と述べ、中国拠点が同社のグローバル化にとって重要な役割を担うとの考えを示した。岩本副社長は「中国の今後の発展に貢献していきたい」と語った。

 NTTデータは2011年12月に、北京恩梯梯数据系統集成(北京NTTデータ)をNTTデータチャイナに経営統合させるなどの子会社再編を実施している。