米Appleが現地時間2012年4月24日に発表した2012会計年度第2四半期(2012年1~3月)決算は、売上高が391億8600万ドルとなり、前年同期の246億6700万ドルから59%増加した。純利益は116億2200万ドル(希薄化後の1株当たり利益は12.30ドル)で、同59億8700万ドル(同6.40ドル)から94%増加した。粗利益率は47.4%で前年同期の41.4%から上昇した。

 「iPhone」の販売台数が3506万台となり、前年同期から88%増加した。タブレット端末の「iPad」は1179万台で、前年同期から151%増。ともに第2四半期として最高の台数だったが、記録ずくめの第1四半期(2011年10~12月)と比べるとそれぞれ5%、24%減少した。

 また当期の「Macintosh(Mac)」パソコンの販売台数は前年同期比7%増の401万台。携帯型メディアプレーヤー「iPod」は767万台で同15%減少した。

 売上高を地域別に見ると、米大陸が131億8200万ドルで前年同期から41%増。欧州は88億700万ドルで同46%増。日本は26億4500万ドルで同91%増加した。アジア太平洋地域は101億5300万ドルと欧州を上回り、伸び率は最も高い114%となった。

 Tim Cook最高経営責任者(CEO)は、「第2四半期にiPhoneが3500万台以上、iPadがほぼ1200万台売れたことに興奮している。新しいiPadは素晴らしいスタート切った。今年はApple独自の革新的製品がさらに登場する」と述べている。

 またPeter Oppenheimer最高財務責任者(CFO)は2012会計年度第3四半期(4~6月期)の業績見通しとして、売上高が約340億ドル、希薄化後の1株当たり利益は約8.68ドルと予測している。

[発表資料]
[決算表(PDF文書)]