写真1●PlayStation Vita上で利用できるSkype
写真1●PlayStation Vita上で利用できるSkype
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写真2●利用するカメラは通話中に切り替えられる
写真2●利用するカメラは通話中に切り替えられる
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 Skypeは2012年4月24日、PlayStation Vita(PS Vita)向けの「Skype」アプリケーションを2012年4月25日から公開すると発表した。PlayStation Storeから無料でダウンロードして利用できる(写真1)。PlayStation Portable向けに提供してきたSkypeと違い、音声だけでなくビデオ通話にも対応するのが特徴だ。

 SkypeはP2P技術を使ったインターネット電話サービス。PS VitaにSkypeアプリケーションを搭載することで、Skype同士なら無料で音声通話とビデオ通話が、一般の固定電話や携帯電話に対しても低価格で音声通話ができる。

 PS Vita版Skypeでは、前面と背面に搭載しているどちらかのカメラを選んでビデオ通話ができる。前面カメラで自分の顔を相手に見せたり、背面カメラで自分の見ている風景を相手に見せたりすることが可能だ。前面カメラと背面カメラのどちらを利用するかは、通話中でも自由に切り替えられる(写真2)。

 SkypeはPS Vitaのバックグラウンドモードで動作する。このため、ゲームなどを実行している最中に電話がかかってくると、それまでの作業をいったんポーズ状態にした上でかかってきた電話に出られる。スリープにした状態でも、電話がかかってくると画面上にメッセージを表示して受けることが可能だ。

 PS Vita版SkypeはWi-Fiと3Gのどちらのネットワーク接続環境でも利用可能。英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語の9カ国語に対応する。なお、連絡先追加リクエストに対しては承認できるが、それ以外の連絡先を追加したりSkypeディレクトリを検索したりすることはできない。また、Skypeアカウントの新規登録、インスタントメッセージ、プロフィール写真の撮影・変更、ボイスメールの設定と通話転送、SMSの送信なども未対応である。