SkyDrive for Windowsの画面
SkyDrive for Windowsの画面
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 米Microsoftは現地時間2012年4月23日、同社のオンラインストレージサービス「SkyDrive」の強化について発表した。有料オプションを追加して利用プランを刷新したほか、パソコン向けアプリケーションをプレビュー公開した。

 新たなプランでは、全ユーザーに無料で最大7Gバイトが提供される。無料ストレージに加え、年間10ドルで20Gバイト、年間25ドルで50Gバイト、年間50ドルで100Gバイト利用可能。

 SkyDriveは従来、無料で最大25Gバイトまで拡張できた。だが今回、無料ストレージを7Gバイトに決めた理由として同社は、現在SkyDriveユーザーの99.94%が7Gバイト以内の使用に収まっているためと説明している。7GバイトでOfficeドキュメントなら2万件以上、写真なら7000点以上保存できるという。なお4月22日までにSkyDriveに登録しているユーザーは、期間限定で25Gバイトに無料拡張できる。

 またWindowsパソコンの「Windows Explorer」から手軽にSkyDriveにアクセスするための「SkyDrive for Windows」アプリケーションのプレビュー版を公開した。デスクトップ上でドラッグ&ドロップなどの手軽な操作で、ファイルの追加、整理、同期などが行える。「Windows 8」「Windows 7」「Windows Vista」に対応する。

 米AppleのOS「Mac OS X 10.7(Lion)」に対応したアプリケーション「SkyDrive for OS X Lion」もプレビュー公開した。Macの「Finder」から直接SkyDriveにアクセスし、ファイルを管理できる。また、Microsoftの「Windows Phone」およびAppleの「iOS」向けアプリケーションをアップデートし、管理機能や共有機能を強化した。これらアプリケーションはMicrosoftのオンラインサービス「Windows Live」を通じて入手できる。

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