第3世代の「Core i」プロセッサ
第3世代の「Core i」プロセッサ
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 米Intelは現地時間2012年4月23日、「Core i」シリーズの第3世代となる「Ivy Bridge」(開発コード名)を正式発表した。第1弾としてハイエンドデスクトップとノートパソコン、およびオールインワン型システム向けのクアッドコアの出荷を開始した。

 Ivy Bridgeは、3次元トライゲートトランジスター技術を採用した22nmプロセスルールで製造し、同社のGPU「HD Graphics 4000」を組み合わせる。従来製品と比べ、HDビデオや3D画像の描画性能は最大2倍向上し、CPU処理性能は20%高速としている。

 数カ月以内に、同社が提唱するノートパソコンの新カテゴリー「Ultrabook」デバイスや、サーバー、小売および医療業界向けシステムでの採用を想定したIvy Bridgeもリリースする。

 クアッドコアIvy Bridgeを搭載したシステムは、複数の主要ベンダーが4月より販売を開始する。米メディアの報道(InfoWorld)によると、台湾Acerは699~1199ドルのデスクトップパソコンを投入する予定。またIntelパソコン事業担当ジェネラルマネージャー兼コーポレートバイスプレジデントであるKirk Skaugen氏の話では、現在、Ivy Bridgeを搭載するデスクトップおよびオールインワン型システムは570モデル、ノートパソコンは300モデル、Ultrabookは100モデルが開発段階にあるという。

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