米Facebookは現地時間2012年4月23日、NASDAQ市場の「Global Select Market」にクラスA普通株の上場を申請したことを米証券取引委員会(SEC)に報告した。またSECへの提出書類では、2012年第1四半期の業績が前年同期と比べ増収、減益になったことも明らかにしている。

 第1四半期の売上高は10億5800万ドルで前年同期の7億3100万ドルと比べ45%増加した。純利益は2億500万ドル(希薄化後の1株当たり利益は0.09ドル)で、前年同期の2億3300万ドル(同0.11ドル)から12%減少した。

 2011年第4四半期の業績(売上高は11億3100万ドル、純利益は3億200万ドル)と比べると6%減収、32%減益となる。

 第1四半期における費用および支出の合計は6億7700万ドルで、前年同期の3億4300万ドル、および前期の5億8300万ドルから拡大している。1ユーザー当たりの平均収入(ARPU)は1.21ドルで前年同期から6%増加したが、前期からは12%減少した。

 第1四半期の月間アクティブユーザー数(MAU)は9億100万人で前年同期比33%増加。日間アクティブユーザー数(DAU)は5億2600万人で同41%増加した。2012年3月末時点の正社員数は3539人で、前年同期の2431人から約1100人増えた。

[SECへの提出書類(PDF文書)]