写真●XOLO X900
写真●XOLO X900
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 米Intelとインドの端末メーカーLava Internationalは現地時間2012年4月19日、Intelの携帯端末向けプロセッサ「Atom」を搭載した初のスマートフォン「XOLO X900」をインドに投入すると発表した。希望小売価格は約2万2000ルピー(約3万4000円)で4月23日に発売する。HSPA+通信方式をサポートする。

 XOLO X900は4.03インチの液晶タッチディスプレイ(解像度は1024×600ドット)を備え、動作周波数1.6GHzの「Atom Z2460」を搭載する。800万画素のメインカメラと130万画素のフロントカメラを内蔵し、1080p HDビデオの撮影および再生が可能。

 外形寸法は高さ123mm、幅63mm、厚さ10.99mmで、重量は127g。ストレージ容量は16Gバイトで、RAM容量は1Gバイト。Wi-Fi(802.11 b/g/n)、Bluetooth 2.1などに対応し、近距離無線通信(NFC)をサポートする。

 当初はOSに「Android 2.3」(開発コード名は「Gingerbread」)を採用するが、近いうちに「Android 4.0」(開発コード名は「Ice Cream Sandwich」)への無線アップデートを実施する。

 インドの大手家電量販店チェーンCromaとXOLOブランドサイト「Xolo.in」で販売を開始し、5月上旬より他の小売り販売店やオンラインサイトでも購入できるようにする。

 Intelは2月にスペインのバルセロナで開催された「Mobile World Congress 2012(MWC)」でLavaとの提携を発表した。中国ZTE(中興通訊)、中国Lenovo Group(聯想集団)、米Motorola Mobilityとも提携を結んでおり、これら端末メーカーもIntelベースのスマートフォンをリリースする。またフランスFrance Telecom傘下のOrangeもAtom Z2460搭載端末を欧州で発売する予定(関連記事:[MWC2012]Intelがスマホ分野でパートナー拡大、中/印/仏のメーカーや通信事業者と提携)。

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