NTTデータは2012年4月19日、対日オフショア開発の拠点として、ミャンマーに子会社を設立することを発表した。同社のシンガポール子会社であるNTT Data Asia Pacificと共同出資(出資比率は、NTTデータが1%、NTT Data Asia Pacificが99%)を行い、9月の設立を目指す。

 新しい子会社は、日本からのソフトウエア開発の受託を中心としたオフショア開発の拠点として、ミャンマー最大の都市であるヤンゴンに「NTT DATA Myanmar」の社名で設立する。NTTデータは現在、中国、インド、ベトナムで対日オフショア開発の拠点拡大を進めているが、ミャンマーは中国やインドと比較して、コスト競争力、人材の豊富さ、ミャンマー語と日本語の類似性などから、オフショア開発拠点としてより多くの利点が見込まれるとする。

 当初は、現地採用を含む従業員約50人で事業をスタートし、今後5年間で従業員規模を約500人まで拡大する計画だ。