「FSGreen EMS」のシステムイメージ。「.NET Micro Framework」や、「Windows Embedded」の機器にセンサーを実装し電力や温度などを測定、3G回線を使ってクラウドサービスである「Windows Azure Platform」に送信する。データはパソコンのほかに、スマートフォンやタブレット端末などの機器からも確認できる
「FSGreen EMS」のシステムイメージ。「.NET Micro Framework」や、「Windows Embedded」の機器にセンサーを実装し電力や温度などを測定、3G回線を使ってクラウドサービスである「Windows Azure Platform」に送信する。データはパソコンのほかに、スマートフォンやタブレット端末などの機器からも確認できる
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今回の発表を行った富士ソフト常務執行役員の豊田浩一氏(左)と日本マイクロソフト業務執行役員最高技術責任者の加治佐俊一氏
今回の発表を行った富士ソフト常務執行役員の豊田浩一氏(左)と日本マイクロソフト業務執行役員最高技術責任者の加治佐俊一氏
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 富士ソフトと日本マイクロソフトは2012年4月17日、電力量、温度、湿度、CO2排出量などの環境情報を可視化するソリューションの提供を連携して推進すると発表した。その一環として、富士ソフトはオフィスや工場、店舗に対応する環境情報見える化ソリューション「FSGreen EMS(エフ・エス・グリーン・イーエムエス)」を同日から提供開始する。住宅販売会社とも提携して、同じシステムの住宅向け販売も目指す。

 同ソリューションでは、日本マイクロソフトの小型機器向け開発・実行環境である「.NET Micro Framework」や、組み込み機器向けOS「Windows Embedded」を各種のセンサーに実装。情報の集約先として、同社のクラウドサービスである「Windows Azure Platform」を採用する。集約したデータはパソコンのほかに、スマートフォンやタブレット端末などの機器からも確認できる。

 企業向けのシステムでは、初期費用が25万円から、月額費用は2万5000円から。2012年度に30社、2014年度までに累計で170社へ導入することを計画している。