写真1●TimeTracker FX 3.5の画面(プロジェクトごとのコスト予実対比)
写真1●TimeTracker FX 3.5の画面(プロジェクトごとのコスト予実対比)
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 デンソークリエイトは2012年4月18日、現場担当者による業務改善を目的とした工数管理/プロジェクト管理ソフトの新版「TimeTracker FX 3.5」(写真1)を販売開始した。簡単に工数を入力できることをうたう。新版では、工数データを分析する機能を強化したほか、高速化/省力化を図った。価格は、5ユーザー18万9000円(税込み)から。

 TimeTracker FXは、プロジェクトの工数や進ちょくを管理するソフト。計画作成、進ちょく管理、コスト管理、データ分析などの機能を備える。工数の入力を支援する仕掛けとして、ドラッグ&ドロップ中心の操作性など、現場担当者が簡単に使えるように工夫している。入力したスケジュールや工数をグラフ化して可視化する機能にも注力した。

 新版では、工数データを任意の集計軸で集計/分析する「ピボット分析」機能を強化した。実績工数に加えて、コストや業務負荷も分析できるようにした。また、予算と実績の対比や、工数の入力粒度の指定などもできる。実績工数は5/6/10/15分から、計画工数は6/15/60分から任意に選択可能だ。

 高速化と省力化も図った。前バージョンの半分の時間で起動するようにしたほか、工数入力画面やプロジェクト閲覧/編集画面を表示するまでの時間を1.7倍高速化した。データ入力の省力化では、OutlookやLotus Notesの予定をインポートして、実績工数として登録できるようにした。

 C/S(クライアントサーバー型)型で動作する。サーバーソフトの稼働OSは、Windows Server 2003/2008。データベースとしてSQL Server 2000/2005/2008を利用する(製品には無償版のSQL Serverが付属する)。クライアントソフトの稼働OSは、Windows XP Professional/Vista/7。TimeTracker FXのログイン認証手続きには、Active Directoryを利用できる。