所在に対応したガイド情報を選べる
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位置情報を取得して現在地を表示する機能もある
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 東京国立博物館は2012年4月17日、スマートフォンを利用した館内案内サービスを4月19日から始めると発表した。来館者を対象に、Android対応の館内ガイドアプリ「トーハクなび」を無償で公開。同アプリをダウンロードして館内で利用すると、各種の館内案内サービスが受けられる。アプリの公開期間は2013年3月31日までを予定する。

 トーハクなびは、「建物めぐりコース(30分)」「日本美術入門コース(30分)」「日本美術の流れコース(45分)」「スペシャルコンテンツコース(45分)」「法隆寺宝物館鑑賞コース(30分)」の5つの案内コースを収録する。

 日本美術入門コース(30分)と日本美術の流れコース(45分)については、あらかじめ館内に設置された無線LANアクセスポイントから位置情報を取得し、来館者の所在に応じてガイドを自動的に流す仕組みを採用した。位置情報を利用したスタンプラリー機能も用意。指定されたポイントを通過するとデジタルスタンプが押される。

 東京国立博物館の関係者は「以前、来館者から、館内が広く展示物の順番も分かりにくいので巡回しにくいとの指摘を受けた。この新サービスでスムーズな巡回を促せるようになる」と期待を寄せる。