写真●パソコンとUSBケーブルで接続できるAiRScouter WD-100G(裸眼者用)
写真●パソコンとUSBケーブルで接続できるAiRScouter WD-100G(裸眼者用)
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 ブラザー工業は2012年4月17日、パソコンとUSBケーブルで接続できる透過型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「AiRScouter(エアスカウター)WD-100G/WD-100A」を、2012年6月中旬に発売すると発表した。機器組み立ての際にマニュアルを表示するなど、業務用途を想定したもの。価格はオープンだが、1台当たり20万円前後を見込む。目標販売台数は年間1000台。

 ブラザー工業は業務用AiRScouterの出荷を2011年秋に始めているが、NECの専用端末に接続することが前提だった。今回、microUSB端子を持つ専用のコントロールボックスを用意することで、ノートパソコンやスレートPCに接続して使えるようにした。パソコンとコントロールボックスをUSBケーブルで接続すれば、パソコンの画面をAiRScouterでそのまま表示できる。電力はUSB経由でパソコンから供給できる。

 裸眼者用の「WD-100G」と眼鏡者用の「WD-100A」の2モデルを用意した。ヘッド部の重さはケーブル込みで約64g、コントロールボックスは約75g。視度調整ダイヤルを使えば、画像が見える位置を奥行き約30cm~約10mの範囲で調整できる。