総務省の無線LANビジネス研究会は2012年4月16日、第2回会合を開催した(関連記事1)。今回はNTTドコモとケイ・オプティコム、JR東日本メカトロニクス(関連記事2)、モビネクトの4社が、公衆無線LAN事業への取り組みについてプレゼンテーションを行った。

 2011年創立で、公衆無線LANサービス用アクセスポイント(AP)の設置運営を手がけるモビネクトは、無線LAN対応端末向けに情報をプッシュ配信できるサービスを、2012年の夏から提供すると説明した。同社が提供するSDKを使って作成したプッシュ配信対応アプリを、スマートフォンなどの無線LAN対応機器で動作させると、同社のAPのエリア内に入った端末にプッシュで様々な情報を配信できる。

 APの位置にひも付けて情報を配信できるので、サイネージや位置連動型のゲーム用途で活用できると同社では考えている。またプッシュ配信の特徴を生かして、災害時に避難情報などを地域別に出し分けるなどの用途にも利用できるという。

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