アシストは2012年4月13日、MySQLのサポートサービスを拡充し、対象サーバー数に応じた既存のライセンスに加えて、新たに会社の全サーバーを対象とする会社契約ライセンスを用意した。価格(以下、税別)は社員数に応じて変わり、社員1000人までの最小規模で年額480万円。

 アシストがMySQLのサポートサービスを開始したのは2011年12月。これまでの契約形態は、サーバー単位の「サーバ契約」と、同一サイトでサーバー25台までに限った「サイト契約」の二種類だけだった。今回、同一会社であればサーバー数に制限がない「会社契約」を追加したかたち。

 いずれの契約でも、電話、ファクス、Web、メールを用いた問い合わせを平日の9時~17時に受け付け、これに対応する。対応内容は、マニュアルレベルの確認や発生事象の再現確認のほか、ソースコードレベルの確認や修正パッチの提供など。問い合わせの回数に制限はない。サポート対象ソフトウエアは、MySQL 4.0以降と、MySQLのカスタマイズ版であるMariaDB 5.1以降。

 それぞれの契約の価格(年額)は、以下の通り。(a)サーバ契約は、サーバー1台当たり17万2800円。(b)サイト契約は、215万円。(c)会社契約は、480万円(社員1000人までの場合)。なお、サーバ契約においては、廉価版のサポート契約「エントリ」(サーバー1台当たり9万8000円)も選択できる。この場合、ソースコードレベルの確認や修正パッチの提供が受けられない。