村田製作所は2012年4月13日、輸出業務で発生する帳票を管理する「貿易帳票管理システム」を構築したと発表した。紙やファクスでのやり取りを無くしたり、業務プロセスを半分ほどに減らしたりすることで、年間約2000万円以上のコスト削減効果を得た。

 2011年7月に本格稼働した。新システムは紙やファクスでのやり取りを電子メールに置き換えるとともに、受信した帳票を業務の進捗状況に応じて関係者に自動配信する仕組みを採用した。これにより、従来3日かかった業務を1日に短縮できた。さらに月間約4万5000枚の紙を削減できているという。

 富士ゼロックスとアマノビジネスソリューションズがシステム開発に協力した。なお、村田製作所は投資額を明かしていない。