総務省は2012年4月11日、3.9Gに割り当てる700MHz帯の特定基地局の開設指針案および周波数割り当て計画の変更告示案について、電波監理審議会に諮問、原案を適当とする答申を受けたと発表した。

 総務省は今後、無線設備規則の改正省令や、700MHz帯の特定基地局の開設指針などを制定し、4月17日に公布・施行する予定。同日に、700MHz帯の割り当てを求める事業者からの開設計画の申請受付を開始する。

 総務省が2月29日に公表、意見募集を行った「700MHz帯を使用する特定基地局の開設指針案」については、19件の意見が寄せられ、放送事業者や通信事業者から地上デジタル放送に対する受信障害(ブースター対策)の防止・解消対策についての連絡・調整の重要性が指摘された。

 これを踏まえて総務省は、「開設計画に記載すべき事項」を一部修正し、ブースター対策の防止、解消に要する費用の見通しや、実際に障害が発生した場合の放送事業者との間の連絡、調整方法についての計画を示すことを、今回答申を受けた指針案に追加した。

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