札幌学院大学が利用している、日本マイクロソフトの教育機関向けオンライン・サービス「Windows Live@edu(Live@edu)」で、2012年4月6日から障害が発生している。電子メール「Windows Live Hotmail(Hotmail)」やメッセンジャー「Windows Live Messenger」、オンラインストレージ「Windows Live SkyDrive」の各サービスが、サインインできない状態だ。

 同大学によると、「メール履歴などの復旧は完了したが、アカウントのパスワード変更作業はこれから実施する。11日夕方めどに、復旧作業を始めたい」としている。電子メールなどの利用を再開できる時期は現在のところ未定。障害原因については、日本マイクロソフトおよび米マイクロソフトで解析中という。

 札幌学院大学では、Hotmailから「Microsoft Live@edu with Outlook Live(Outlook Live)」への移行準備を進めていた。その準備期間中に、HotmailとOutlook Live間でのデータ同期プログラムに不具合が見つかった。修正するには、既にOutlook Live上で構築済みのアカウントを再構築する必要があった。そこで4月6日および9日にアカウントの削除作業を実施したところ、利用中のHotmailを含む、Live@eduのアカウントまで削除され、サービスそのものが利用できなくなった。


[札幌学院大学の障害報告:第1報第2報第3報]