米Gartnerが現地時間2012年4月10日に公表した調査結果によると、2012年におけるタブレット端末の世界販売台数は1億1888万台となり、2011年の6001万台からほぼ2倍に増加する見通し。この数値は2013年に1億8245万台となり、4年後の2016年にはさらに2倍の3億6925万台に達すると同社は予測している。

 米Appleの「iOS」搭載端末の2011年における販売台数は3999万台で、市場全体に占めるシェアは67%で首位だった。Gartnerは今後4年間もAppleのリードが続くと見ており、iOS搭載タブレットは2012年に7298万台、2013年に9955万台、2016年に1億6965万台で推移するとしている。

 一方、米Googleの「Android」搭載タブレットの販売台数は2011年に1729万台だったが、2016年にはその8倍の1億3765万台になる見込み。これに伴ってAndroidのシェアは2011年の29%から2016年には37%に拡大するが、iOSのシェアは2016年も46%を維持し、Appleの首位は続くという。

 また今後市場投入される「Windows 8」など、米MicrosoftのOSを搭載するタブレットは2012年に486万台、2013年に1454万台、2016年に4364万台で推移し、この期間のシェアは4%から12%に増加するとGartnerは予測している。

 ただし、米メディア(InfoWorld)によると、Gartnerの主席アナリストRoberta Cozza氏はこのWindowsタブレットについて、あくまでも主な販売先が法人という前提のもとの予測値と説明している。もし「Windows Phone」スマートフォンが消費者に受け入れられれば、その相乗効果でWindowsタブレットも売れるとGartnerは見ている(関連記事:AT&Tが初のLTE対応Windows Phoneを2機種発売)。

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