「Eye-Fi Mobile X2 for ドコモ」のパッケージ
「Eye-Fi Mobile X2 for ドコモ」のパッケージ
[画像のクリックで拡大表示]

 アイファイジャパンは2012年4月10日、無線LAN機能を搭載したSDメモリーカード「Eye-Fi」の新製品「Eye-Fi Mobile X2 for ドコモ」を発表した。デジタルカメラとAndroid搭載スマートフォン/タブレット端末との間で、手軽にデータをやり取りできるのが特徴だ。4月13日から全国のドコモショップで発売する。メモリー容量は4GBで、実勢価格は約6000円の見込み。

 Eye-Fi Mobile X2 for ドコモは、デジタルカメラのSDカードスロットに挿入して利用する。基本機能は従来製品「Eye-Fi Mobile X2」と同一で、SDカード自身が無線アクセスポイントとして動作する「ダイレクトモード」機能を搭載している。この機能により、デジタルカメラで撮影した画像や動画などのデータを、Android搭載端末などに直接転送できる。

 新製品は、ダイレクトモードの設定をAndroid端末のみで行える「スマホかんたん設定」機能を搭載した。具体的には、Android端末上で専用アプリをダウンロードして、パッケージに同梱されている10桁の認証キーを入力、最後にメールアドレスとパスワードを入力すれば完了する。従来製品は、初期設定時にパソコンを用意する必要があった。

 Android 2.2以降に対応しており、NTTドコモ以外が販売するAndroid端末でも動作する。無線LANのエリア内でEye-Fiカードを挿入したデジタルカメラの電源を入れると、写真共有サービスなどにデータを自動的にアップロードする従来機能も併せ持つ。